【越境ECの担当者向け】海外の市場調査の方法を解説
Amazonグローバルセリングは、多くの国内EC事業者にとって魅力的な販路として注目されています。
しかし、新しい市場への参入は、大きなチャンスでありながら、数々の課題も含まれており、事前にしっかりと調査することが成功の鍵となります。
この記事では、Amazonグローバルセリングでの失敗を避けるため、効果的な市場調査の方法を深く掘り下げて紹介します。
そもそも越境ECとは?
Amazonグローバルセリングは、世界中のAmazonマーケットプレイスで商品を販売するためのサービスです。
事業者は、国内のAmazonサイトだけでなく、海外16か国のAmazonサイトに商品を出品できます。
世界中の消費者に自社商品を露出させることが可能になります。
市場調査の方法一覧
公的な統計データやレポートを活用
まずは公的機関から発表されているデータを参考にするのがおすすめです。
日本貿易振興機構(ジェトロ)のHPでは越境ECについての様々なレポートを閲覧することができます。
調査レポートページ:https://www.jetro.go.jp/world/reports/
出店を予定している国に関するレポートには目を通して、自社商品のニーズはあるのか
市場規模はどれぐらいなのかを知る手がかりを得ましょう。
対象国のリサーチ会社に依頼
現地のリサーチ会社を利用することで、自社で市場調査を行う際に比べ、時間とコストを大幅に節約できます。
対象国についての専門的な知識と経験を持つリサーチ会社は、迅速かつ効率的に市場調査を実施できます。
さらに現地の市場動向だけでなくEC事業において非常に重要な技術的なインフラ、物流の状況など、EC事業に影響を与える要因についても詳細な情報についての調査依頼も可能です。
また、単なる初期市場進出の決定にとどまらず、長期的なビジネス戦略の策定にも役立つ情報を得ることができます。
対象国の現地スタッフを採用する
現地のスタッフを採用することで、言語の壁以外にも
現地の文化や商習慣、トレンドを知った上でのマーケティングを行うことができます。
若年層向けの商品を取り扱う場合は、特にトレンドを熟知しておく必要があります。
また、市場調査完了後、ECサイト出店時に適切な顧客対応を行うことも可能になります。
顧客対応を現地スタッフが行うことにより、現地の顧客に対して信頼性を示すことができます。
これは、新しい市場でのブランドの受け入れや評判を高めるのに役立ちます。
ただ、雇用管理が複雑になることや、国によっては大きく時差があるため
採用のデメリットも考慮する必要があります。
Googleトレンドを利用する
Googleトレンドとは、Googleが提供している、キーワードの検索回数の推移や人気傾向をグラフで確認することができる無料のツールです。
Googleトレンドは、リアルタイムでインターネットユーザーの検索行動を反映するので
対象国の最新の市場動向や消費者の関心事を、日本語で迅速に把握することが可能です。
また、Googleトレンドは時間の経過に伴う検索トレンドの変化を追跡することができます。
これにより、あるトピックや製品の人気がどのように変化しているかを把握できます。
長期間にわたるトレンド分析により、対象国での市場の成長潜在力や季節性などを理解することができます。
まとめ
Amazonグローバルセリングは、世界中の市場に参入する絶好のチャンスですが、成功を収めるためには多くの知識と準備が求められます。
出店国によっては自社で全て市場調査を行うと多額のコストや時間がかかってしまいます。
ぜひこの記事が、効率的な市場調査を行う手助けになれば幸いです。
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